昨年(35期)の講習会の第2日目①

平成31年3月の仏教章第2教程講習会中に投稿したフェースブックの記事を再構成したものです。
第2教程講習会の雰囲気を感じ取って貰えれば幸いです。
2泊3日の日程の中から、2日目午前中の記事です。

第2日目午前の時間割

時刻予定備考
05:00~起床
05:30朝座勤行2班担当
06:00座禅止観実習根本中堂
06:30根本中堂朝座勤行根本中堂での勤行に参加
07:00~07:30居室清掃・整理
07:30~08:30朝食
09:00~10:00写経実習
10:00~11:00比叡山について
11:00~12:00伝教大師の伝記
12:00~13:00昼食

午前5時に起床。

5時半より当番班である2班が班長と次長による朝の勤行を講習会場で行い、その後は根本中堂に移動して座禅止観の実習へと向かいました。

現在、平成の大修理中の根本中堂では参拝者の礼拝場所である中陣に場所をお借りして止観の実習に打ち込みました。
中堂内で座ってみると、外の寒気がジワジワと忍び寄り、ジットしているから更に冷気に包み込まれて冷え込んで来ます。改めて今回の講習会場である延暦寺会館内の心地よさを感じました。
30分ほど止観を続けた後は、根本中堂の輪番のお坊さんが行われる、朝のお勤めの時間となります。宿泊されていた一般参加者の皆さんと共に、中堂での朝のお勤めに随喜参加しました。

比叡山の朝食

比叡山の朝食は質素が基本で、お粥に塩昆布にと梅干しがつきます。
例えお粥だけの食事であっても、食事中に音を立てない、お茶と沢庵で洗鉢する基本ルールは変わりません。
スカウト達はなかなか取り切れないお粥のぬめりを一生懸命に取ろうとして、つい箸でコツコツと音を立ててしまって、指導員から注意を受けていました。

午前中の講義開始

午前中の講義は写経からスタートです。
筆ペンを使うのではなく、各自が小さな硯と小筆があてがわれ、墨をすって伝教大師が書かれた山家学生式の一節を真剣な表情で書きなぞっていました。
スカウト達が書いた写経は東塔内の納経場所に長く納めて貰えるようそうです。
その後は、比叡山の紹介ビデオを拝見し、伝教大師の伝記について講義を説いていただきました。

2日目の昼食

2日目の昼食は意外なメニューの登場でした。
講習会の期間中に一度は麺類と精進カレーが出て来ると想像したいたのですが、出てきたのは麺類の方でも・・・固形燃料で熱々に温められた鍋焼きうどん。

講習会期間中の食事は極力無音に徹する事は前述の通りですが、唯一の例外として麺類をすする時の音だけは大目にみてもらえる不文律があるのです。
この昼食の前にも指導員の方から、この例外について説明があったのですが、必要以上に大きな音を立てぬよう、食器の上げ下ろしについてはこれまで通り音を出さぬように、とのことでした。

2日目の昼食
2日目の昼食

「鍋焼きうどん」に「かやくご飯」の取り合わせで、下界ならば「鍋焼きうどん定食」といったところでしょうか?
そう言えば、昨夜の夕食はご飯のお代わりはなく、今朝もお粥が一杯だけ、これもお代わりはありません。
おかずが少ないのはともかくとして、ご飯の量は明らかに少な目で、お代わりは無く、全部残さず食べても、腹五分目と言うところでしょうか?
うどんとご飯の炭水化物コンビで、お腹もふくれて、今回は腹八分目位の満腹感は得られそうです。

空腹は最高の何とか?

空腹気味の口にかやくご飯を一口運ぶと、控えめな味付けにも関わらず、口の中に旨味が広がり、こんなにご飯って美味しいもんなんだと、改めて感じます。
うどんも精進の材料だけでとった出汁も口に含めば、温かさと共に味わいが口一杯に広がります。延暦寺会館の料理なんですから元々美味しいのでしょうが、空腹勝ちの口には尚更美味しく感じます。空腹は最高の調味料というところでしょうか?

さて、熱々の鍋焼きうどんを戴いていたのですが、一気に大口で食べることは出来ず、ふーふーと少しずつ食べれば、その分食事時間が長くなり、正座の時間が長くなる。
当然の事だけど、鍋焼きうどんの鍋も、最後にはお茶を入れて洗鉢しなければなりません。けれど固形燃料がまだ燃え続けている。下に火がついている鍋をどうやって洗鉢するのか?とても熱くて素手では持てない・・・ひょっとしたら食事しながらスカウト達はそんなことを考えていたのかもしれませんね?
そんなところを察してか?指導員さんから、「固形燃料は息を強く吹き掛けて消しても良い」とのアドバイスを受けると、あちらこちらで大きく息を吹き掛ける音が続く。
燃料が消え、鍋の中の出汁もさらえてしまって、少し時間をおけば鍋も冷めてハンカチなどで掴めば、そんなに熱くない。少し重たいけど、お椀みたいに洗鉢することも出来る。

アツアツで美味しい鍋焼きうどんでしたが、正座が辛いスカウトにとっては手強い昼食でした。

因みに、この日の夕食は、お肉の代わりに揚げを使った精進カレーでした。
こちらも、カレーの油分を洗鉢するのに皆苦心していました。

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